Pro Fit Ergo Vertical レビュー
ケンジントンのトラックボールマウス「Pro Fit Ergo Vertical」が到着して、そこそこ触ってみたから、ここらで備忘録代わりにレビューをしておきたいと思います。
まず、前提としてトラックボールマウスっていうのは、パソコン用のポインティングデバイスで、ボタンの横に付いたボールをくるくる回すことでポインターを動かすやつです。
通常のマウスを使う人の方が圧倒的に多くて、トラックボールを使う人はかなり限られている印象ですが、腱鞘炎になりにくいなど、メリットも結構あるので、パソコン仕事が多い人はぜひとも使って欲しいと思っています。
今回、ケンジントンのトラックボールを導入した背景は、MacBook Airをテレビにつないでデスクトップ化する計画のためでした。でも、結果的に、ほぼ普段遣いのデスクトップ用になっております。笑
理由は、MacBook Airをデスクトップにして使う機会がまだ多くないからってことなので、何か不都合があるわけじゃないんですけどね。
まあ、そういうわけで普段遣いのデスクトップでどうなんだっていうレビューです。
Pro Fit Ergo Verticalで特徴的なのは、“Vertical”の名前の通り、60°の傾きがつけられていることですが、これが手にフィットしてたまりません!親指の付け根あたりをマウスに載せて、小指を机に付けるスタイルが標準じゃないかと思いますが、その体制で手を固定できるので、操作するときに手がブレません。
ボールの操作に集中できるから、狙ったところにポインターを持っていけます。
全体として非常に好印象で気に入ってるので、普段遣いしているわけですね。
その上で気になるところも書いておきます。
全部で3つかな?
まず、ボタンがチープっていう評価を各所で受けていますが、チープです。笑
圧倒的チープ。
マウス全体は、ザラつきのある「普通の」プラスチックかなって感じですが、進む/戻るのボタンと親指で操作するボタンがツルツルテカテカかるかるな感じのプラスチックになってます。
押し心地も「カチッ」なんだけど、手応えがなんかイマイチって感じですかね。
値段が高価格帯だというところから「高級機」をイメージすると裏切られます。
機能特化系のマウスだと割り切りましょう。
壊れそうだとか、そういう印象はないので道具として使い倒す分には好都合かなと思います。
次に、親指ボタンが使えない。
親指でボールを操作する関係上、わざわざボールから指を離して操作するボタンはあまり需要がないように感じました。
ケンジントンワークスという専用ソフトを使ってカスタマイズできるんですが、まだ「これだ!」という設定を見つけられていないことも関係していると思います。
ボールを使わないときで、めんどくさい作業を割り振れたら一気に活躍するかもしれません。なので、ここは使う人次第か。
最後に、極低速のちょっとだけ動かしたい…!ってときにひっかかりが気になります。大きな動きはスルスルとスムーズなんですが、ほんの少しだけ動かそうとすると摩擦があって動かず、いざ動き出すと一気にカクっと動いてしまう感じです。
初期からなめらかな設定だとありがたいんですが、これはトラックボール自体の宿命なのかもしれません。
ロジクールをつかったことがないから、もしかしたら業界最高の呼び声高いロジ様だったら違うかも?
細かい作業が多いとストレス多めだと思うので、そういうときは通常マウスを使いましょうね。
あと、しばらく使わないと待機モードに移行します。その後の復帰が遅いというレビューを見かけたんですが、個人的な感覚としては大きな遅延は感じません。0.5秒以下じゃないかなと思うので、ネットサーフィンとかの軽い作業ならなんの問題もないはずです。
なんだかんだ、書きましたがやっぱり気に入っています。
パッと手を置くだけで普通に使える感覚はいいですよ。トラックボール全般そうですが、疲れにくいのでパソコン作業多めならトラックボールの世界を覗いてみてほしいですね。